年の瀬に親子で「M-1グランプリ2021決勝体験ライブ」を観にいった。お笑いについていけなくても楽しめた。

年末に、高校生の長女からお笑いの舞台鑑賞に誘われました。
「M-1グランプリ2021決勝体験ライブ」という舞台だそうで。
場所は東京・赤坂の草月ホールだとのこと。

画像引用元:ローソンチケット

お笑いはよくわかりません。
が、娘一人で行かせるには帰りが遅くなりそうだったので、付添いがてら一緒に観てみることにしました。

高校生の長女、中学生の次女、アラフィフの自分、の女3人で行きました。

M-1決勝体験ライブとは

「決勝 体験 ライブ」?
”体験”とは何だろう、と謎でしたが、公式の説明は以下のとおりでした。

画像引用元:FANYチケット

つまるところ、2021年12月19日にテレビ朝日系列で生放送された「Mー1グランプリ2021決勝」のパロディでした。

本家M-1グランプリ決勝の4日後、熱も冷めやらぬ間のライブでした。

昔、ミスター・マリックの超魔術の特番をワクワクしながら観終えたら、直後に同じセット・同じ音楽でミスター・ノリックが始まった時の衝撃と「まだこの世界観に浸れるんだ」という喜びからのパロディの馬鹿馬鹿しい面白さに、テレビに釘付けになったことを思い出します。

司会は、安倍晋三元首相公認のモノマネでお馴染みのビスケッティ佐竹正史さんと岩橋淳さん。

画像引用元:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=4247

佐竹さんは安倍元首相の出で立ちでご登場でした。
モノマネももちろん面白かったですが、舞台の端で鑑賞されている時のスッとした立ち姿が綺麗で、絵になっていらっしゃいました。
岩橋さんは滞りのない流れるような司会進行で、笑い方が朗らかで好きでした。

今年で4回目の開催となるこのM-1決勝体験ライブ、発起人はビスケッティなのだそうです。
芸能界のしがらみのようなものはよく分かりませんが、個人の呼びかけで、事務所の垣根を越えて、モノマネ芸人さんの人脈も生かして、これだけの舞台を作り上げるのは、きっととても大変なことなのだろうと思います。

もともとは、本家M-1決勝を目指す芸人さん達にとっていきなり本番では緊張するだろうから事前に体験してもらおうという体で、このライブはM-1準決勝の数日前に開催されていたそうです。
ところが、おふざけのはずが、本戦の前だと出演者も審査員もお客さんにも変な緊張感が出てしまったため、現在は決勝まで全て終わった後に開催するようになったそうです。

出演者のその後の戦歴もよく、

2019出演マヂカルラブリーM-1 2020優勝
2019出演錦鯉M-1 2020決勝進出
M-1 2021優勝
2020出演ランジャタイM-1 2021決勝進出

と、回を重ねるごとに、まさに旬を炙り出すライブであることが露呈していったもようです。

会場の規模は、昨2020年まではよしもと無限大ホールの282席(2020年は無観客)だったそうですが、今回2021年は草月ホールの526席。
前売りチケットは完売、配信の終了期限も好評につき延長に次ぐ延長でしたので、年々注目度は上がっているようです。

今回2021年の出演者は9組でした。

真空ジェシカ(人力舎)
・敗者復活組・ジョイマン(吉本)
ダイタク(吉本)
モグライダー(マセキ)
もも(吉本)
ゆにばーす(吉本)
ヨネダ2000(吉本)
ラパルフェ(ワタナベ)
ランジャタイ(グレープカンパニー)

※50音順
※○は本家M-1グランプリ2021の決勝進出組

ファイナリストが5組もいて、本物の決勝さながらです。
否が応にも、あの興奮をもう一度!的な期待が高まってしまうところですが、、、

一方で、審査員は、

・オール巨人 → プラスマイナス・兼光タカシ(吉本)
・富澤たけし → ガリベンズ矢野(サンミュージック)
・立川志らく → 河口こうへい(ホリプロコム)
・松本人志 → JP(研音)
・上沼恵美子 → 天才ピアニスト・ますみ(吉本)

※席順、敬称略

審査員の5人方が舞台に登場されただけで絵面が面白かったし、この時点で「体験ライブ」の正しい楽しみ方が分かってしまう感じでした。
(ライブの始まりにちゃんと注意事項として「真剣に観ないこと」というアナウンスも入ります。笑)
モノマネとはすごいですね、言葉が要りません。

漫才の感想

草月ホールは狭すぎず広すぎず、私たちは1階の後方席でしたが、出演者の表情までよく見えました。
お客さんは20代前後の女性が多かった印象です。
耳をつんざくような笑い声が黄色かったです。

そしてどの組もドッカンドッカンうけていました。
笑い声と拍手の小休止が無いような状態でした。

お笑い好きな高校生の長女は真空ジェシカ、モグライダー、ランジャタイを楽しみにしていましたが、最終的にはみんな面白かった、とご満悦でした。
モモとヨネダ2000が噛んだところもツボだったようで、ライブならではです。

お笑いより東海オンエア派の中学生の次女は、会場ではそこそこでしたが、帰宅してから「トシちゃん、ハッ!ッピ!」と真似してケラケラ笑っていましたので、モグライダーの1本目の「田原俊彦サプライズ下手そう」が気に入ったようでした。

アラフィフの私は、モグライダーの2本目、矢沢永吉さんのネタには吹き出さずにはおれませんでした。

あと、ラパルフェ・都留拓也さん扮する阿部寛さんが何を言っているのかよく聞き取れず、聞き取りたかったです。
「東大に行け!」しかほぼわかりませんでしたけれど、何か笑ってしまいました。
富澤たけし審査員(ガリベンズ矢野さん)の講評「ちょっと何言ってるかわからない」の一言でモヤモヤが昇華してよかったです。
後日、聞き取りたすぎて配信(¥2,000)を購入してしまいました。
しっかり聞き取れたM-1陰謀論は面白すぎました。
準々決勝の時とはまた違う毒気で、やっぱりテレビではきっと放送しづらい内容だと思う(?)ので、ライブや配信で観られてよかったです。

ラパルフェの出番はクジ引き(えみクジならぬ、えみ箱)で予選の最後だったのですが、内容的に、2021年のM-1が総括されたかのように綺麗に終わっていました。
エンディングで都留さんがちょっとだけ錦鯉・長谷川雅紀さんのモノマネをご披露されていたのも、もっと見たかった気持ちでした。

生で観られてよかったこと

審査員席で繰り広げられるモノマネがいちいち面白かったです。
審査員講評やちょっとした掛け合いはM-1の完コピで、デジャヴが後押しして笑わずにはいられません。

志らく師匠(河口こうへいさん)はフォルムから所作から何から、間違って本物をお呼びしちゃったの?と思えたほど。
松本人志(JPさん)は似せ過ぎていて途中から狂気すら感じました。
上沼恵美子(天才ピアニスト・ますみさん)の安定感と華はさすがでした。
ますみさんのところだけスポットライトが当たったように輝いて見えました。

審査員席では、漫才の最中も5者5様に演技(?)をされていて、その芸が細かいんです。
漫才も審査員席もどっちもお一人お一人よくよく見たかったけど、目が2個しかないので無理でした。

配信になら見逃した審査員席の映像が残っているんじゃないか、と期待していましたが、実際はカメラワークでスポット的に映っていた程度でした。
配信では画面の上か下の方に帯状に審査員席がずっと映っていてくれればいいのに、もったいないと思いました。

画面だけでは伝えきれない審査員席のクオリティにきっと感動していただけると思いますので、もしライブか配信かで迷われている方がいらっしゃいましたら、可能であればぜひ生で舞台をご覧になることをお勧めします。

生で観られてよくなかったこと

アラフィフの私は、正直漫才の世界観についていけない場面も多かったです。
これがもしテレビでしたらそんな時にはちょっと席を立って家事でもできますが、ライブではそうもいきません。
所在ない時間でした。
(その後、テレビで出演者をよくお見かけするようになり、ライブではよくわからなかった世界感も見慣れてきて、今では何か面白く思えてきてしまいました。)

また、放送自粛用語が連呼されたネタなどは、母ちゃんとしては気まずい時間でした。
これもテレビだったら家族による絶妙なリモコンさばきで回避できるものですが、ライブでは(以下略)
おふざけの舞台だからアリか、まあそうよね、、しかしそもそも「おふざけ」とは一体何だろう、、、まるで「これはおふざけですからね!」とドヤ顔で下半身ネタを押し付けられているような強引さにドン引きしつつも、「おふざけ」の場で「ふざけるな」と反発心を覚えている己の方が異端であることは会場の大爆笑を見れば明らかであり・・・否これがおふざけだ、これでいいのだ・・・等と自問自答する時間でした。

観る側の「拍手笑い」というものにも何か疲れました。
笑いの上位互換は大笑いでいいじゃない。
(でも拍手した)

などと戸惑いを覚えつつ、しかし、そんな時でも少し目線を移動すれば審査員席ではハイクオリティなモノマネショーが常時繰り広げられておりましたので、漫才に一寸ついていけなくなった時でも退屈する時間というものは全く無かったです。

久しぶりに熱気に当たって

息つく間もない2時間のライブでしたが、漫才とモノマネの融合で、中学生からアラフィフまで楽しませていただきました。

熱気の冷めやらぬ会場を後にして、家路に着きました。
思えばライブなんて何年ぶりだったかな。
人がたくさん大笑いしている場所のパワーはとにかくすごかったです。
私はただ座っていただけなのに、終わる頃には燃え尽きてぐったりしていました。

夜、寝ようとして布団に入り目を瞑ったら何故か、目がバキバキの川瀬名人のドアップがフラッシュバックしてうわっとなりました。笑
お顔の熱量がすごすぎて知らぬ間に瞼の裏に焼き付いてしまっていたようです。
優勝は ゆにばーす だったのでした。
おめでとうございます。

笑わせてもらえるというのは最高のおもてなしのように思います。
芸人さんに感謝です。
来年もまたみんなが笑って過ごせる一年でありますように。

(おまけ)草月会館

会場の草月ホールは、東京・赤坂にあります。
東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営地下鉄大江戸線「青山一丁目」駅から徒歩5分です。

草月ホールが入る草月会館は、一階に彫刻家イサム・ノグチ氏による花と石と水をテーマとした石庭を有し、日によっては草月流いけばなの展示会なども開催されています。
長女が草月流の先生に師事していることもあり、何かの勉強になるかなと思っていましたが、この日は残念ながら展示はなく石庭も立ち入り禁止となっており見学することはできませんでした。
(後で調べたところ、石庭の見学は事前予約制だったようです。)

草月プラザ
https://www.sogetsu.or.jp/about/hq-building/plaza/

開演まで少し時間があったので、2階のカフェ「コーネルコーヒー(CONNEL COFFEE by bondolfi boncaffe)」でドリンク等を購入し、階段をワンフロア上がったところにある「談話室」でしばしお茶をしました。

談話室は静かで落ち着いた空間でした。

壁一面がガラス張りになっており、赤坂御用地のグリーン越しにエンパイアステートビルみたいなドコモタワーが望めました。

自家製レモネード¥550(税込)は炭酸割り・水割り・お湯割りが選べて、私はお湯割りにしました。

ホットレモネードおいしかったー。

香りのよいレモンピールがふんだんに使われており、グビグビというよりはモグモグ、レモンを丸ごといただいているような感覚の飲み物でした。

なんばグランド花月などお笑いに特化した劇場の開演前のガヤガヤした雰囲気もワクワクして好きですが、草月ホールの静かなカフェで日暮れを感じながらまったりと待つ時間もよかったです。

コーネルコーヒー
http://connelcoffee.jp

久しぶりのお出かけで、お笑いも、おいしいレモネードも、家族の楽しい思い出になりました。

お笑いのチケット購入には、有料ですが「 FANY ID プレミアムメンバー」に加入するのがお得です。
月払い(月額330円税込)と年払い(年額3,960円税込)があり、年払いの方が特典がよいのでおすすめ。
先行予約限定ライブなどの特典の他、年払い会員は年1回無料でよしもとの劇場公演が観られます
https://id.yoshimoto.co.jp/s/premium_member.html

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