ざんねんなさくもつ2019春夏

暦の上ではとっくのとうに冬ですね。
今更ですが、今夏の失敗事情をまとめておこうと思います。

残念な作物、と銘打ちましたが、品種や種苗が残念というわけではもちろんありません。
我が家の菜園で収穫にまで至れず(または僅かしか収穫できず)残念だったということです。
私の育て方やおそらく今夏の気候によって残念な経過を辿らせてしまった作物たちを3つご紹介します。

収穫ゼロ系「ピーマン」

6月初めに苗を植えつけたピーマン(京波)ですが、枯れもせず育ちもせず、けっきょく1つも実がならないまま終わりました。
今年の梅雨寒のせい?とも思いましたが、他の区画はよく実っていました。
アドバイザーさんも首を傾げていらしゃいました、、、

お花は咲くし、実の赤ちゃんのような小さいつぼみ?まではできるんですけどね、そこで黒くなって終わってしまうんです。
追肥したり、隣のマリーゴールドを刈ってみたり、色々してはみたのですが、、、

背景のマリーゴールド勢と同化するピーマン↓

ピーマン 9月下旬 16週目
ピーマン 9月下旬 16週目

9月の終わり、片づけるため引っこ抜いてみると、根っこがコンパクト。
初めてなので普通がわかりませんが、こんなもんなのですかね。

ピーマン 9月下旬 16週目 根っこの様子
ピーマン 9月下旬 16週目

やっぱり、コンパニオンプランツのはずのマリーゴールドが、ピーマンの勢いまで食っちゃったのかな。

私のピーマンは残念でしたが、アドバイザーさんから見本区画のピーマンをありがたくもお裾分けいただきました。
ごちそうさまです。

みるみる枯れた系「キュウリ」

4月下旬に苗を定植したキュウリ(シャキット)でしたが、最初の2〜3本収穫できたあたりから様子がおかしくなり、梅雨が深くなると下の葉からどんどん枯れていきました。

キュウリ 7月上旬 9週目 下の葉から枯れる
キュウリ 7月上旬 9週目

憐れな姿よ・・・花も実もなく。

こんなになっても、もしかしたら復活するんじゃないか、梅雨が明けてお日様が出れば病原菌をやっつけてくれるんじゃないか、などと小さな望みをもって見守っていました。
が、、、

キュウリ 7月末 13週目 枯れ果てた
キュウリ 7月末 13週目

チーン。

今年、関東の太平洋側は梅雨寒で日照時間が短かったため農作物に影響が出、キュウリの卸値も都内では平均の71%値上がりしたそうです。

(参照:東京新聞)https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019071702000141.html

今夏、野菜の値段が高騰するだろうことは、早いうちからニュースになっていました。
それを知ったとき、私は「スーパーのキュウリが高騰したところで今年は自作のがあるから我が家に影響なし」なんて思っていました。
恐ろしいですね、、、プロでも育てにくい気候下でド素人が上手く育てられるはずがないという単純なことに気づいていない、この頃の私。

畑に行くたびに刻々と枯れゆく姿を見せるキュウリさん、、、
葉っぱはこんな↓でした。
けっきょく何の病気だったんだろう。
病名がわかったところでなす術もありません。

キュウリ 7月下旬 12週目 葉っぱがまだら色
キュウリ 7月下旬 12週目

収穫できたのは元気なころの3本だけでした。

キュウリ 6月下旬 8週目 元気な頃
キュウリ 6月下旬 8週目

こんなにダイナミックに病んで逝ってしまわれた野菜は初めてです。
キュウリは水分が多いせいか、病み方も急速だし派手ですね。
ダメなものはダメなんだなあ、と勉強になりました。

きっとたくさんキュウリがとれて困るだろうから、と久しぶりにぬか床を準備していましたが、不要でした。

我が家のキュウリは残念でしたが、アドバイザーさんから、立派なズッキーニを頂きました。
シャキッとしていて甘くて美味しかった!

永遠のおチビさん系「ツルムラサキ」

5月初めに種まきしたツルムラサキ(赤茎)ですが、発芽したはよいものの、この方もピーマン同様、最後まで枯れもせず育ちもせず、ただただそこに存在していました(笑)

そのうち、チビのままで花まで咲いてしまいましたが、そのお姿たるや、、、

ツルムラサキ 9月初旬 17週目 生育不良
ツルムラサキ 9月初旬 17週目

めっちゃかわいい・・・
先端のお花のポポポポポ感なに(笑)
なんかブルーベリーみたいなの着いてる(笑)

これ本当に野菜ですか?
私はヒペリカムの類が無性に好きなのですが、ツルムラサキにはヒペリカムに通じる可愛らしさがあることを発見しました。

ツルムラサキ 9月下旬 20週目
グランドカバー(?)で盛ってみる
ツルムラサキ 9月下旬 20週目
グランドカバーで盛ってみる

早いうちから、なんだか成長がゆっくりだな〜とは感じており、そのうちに他の区画のツルムラサキが身長ほどに伸びてツタのように勢いよくネットに絡まっているのを見て、あら?とは思っていました。
ダメ元で追肥をしてみたらよかったのかも。

収穫を諦めてからも、猛暑の畑に来るたびに、ちっちゃいままのツルムラサキの愛らしさに癒されていました。
けっきょく10月末までずっと畑に置いてしまいました。

あ〜今写真をみても可憐な姿にときめきます。
失敗して楽しかった思い出です。

夏野菜栽培で学んだこと

以上、我が家のざんねんなさくもつ3選でした。
初めての夏野菜栽培は、秋冬野菜より気候の影響をダイレクトに受けて難しいと感じました。
でも楽しかった!
失敗が多かったですが、おかげさまで、様子をみるべきか、手を入れるべきか、諦めるべきか、なんとなくわかってきたような気がします。

私が利用している『シェア畑湘南SST』は2020年2月で閉園することが決まったため、私はシェア畑の違う畑に移ることにしました。
同じ畑で来年も同じ作物を作って今年のざんねんの原因を検証したいところでしたが、それができずざんねんではあります。
でも、新しい畑はとってもよい土でしたので、今年以上に期待ができそうです。

2020夏はオリンピック観ながらキュウリのぬか漬けを山ほど食べられるよう精進しようと思います(笑)

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