最近はシェア畑に着くと、自分の畑を見る前に、離れたベンチにまず腰かけて長靴に履き替えながら今日はイチゴが何個採れるかな〜と妄想するのが、ひそかに楽しみな時間です。
この日は半ドンの娘を連れて午後に着きましたが、靴を履き替えている私を置いて先に畑へ走っていった娘が、遠くから
「お母さ〜ん!赤いの一個もないよぉ?」
と呼びました。
楽しみにしていたオチがネタバレされたことに軽くダメージを受けながら、でも数日前に赤くなりかけていた実がいくつかあったはず?と不審に思い行ってみると、一見、何の変わりもなく見えましたが、、、
よく見ると、防虫ネットの手前右下側に不審な穴が。
穴の周りには赤い果肉や果汁が付着しており、イチゴの甘い香りがプンプン漂っています。
やられた。
赤い熟した実だけ食べられて、未熟な青い実は打ち捨てられていました。
おいしいものがわかるんですね。
アドバイザーさんに見ていただくと、カラスの仕業だとのことでした。
くちばしで防虫ネットの網目を押し広げてしまうんですね。
驚きました。
そんなことを話している間にも、すぐ近くでカアカア2羽鳴いていました、犯人とおぼしきメンバーが。
ここからは人間とカラスの知恵比べだよ、と、カラス対策を教えていただきました。
まず、ウネの外側を囲むように、鉄のUピンを打ち込みます。
そして、普段どおり防虫ネットをかけたら、四隅に支柱を立て、地面から20cmと40cmくらいのところにそれぞれ透明なテグスを張ります。
羽が引っかかるのを嫌うカラスの習性を利用した鳥害対策です。
効果がありますように。
カラスの穴から遠かったり葉っぱの下に隠れていた赤い実は、いくつか無事でした。
が、株元近くの実はマルチで覆いきれなかった土に触れていたため、半分土に還ってしまっているような状態で、食べられませんでした。
実がなるべく土に触れないよう、不織布を敷きました。
そんなこんなで、本日のイチゴの収穫は2粒。
スナップエンドウ勢に気圧されながら楚々とたたずむチビ苺です。
娘と一個ずついただきました。
甘い。
すっかり宝交早生のファンです。
摘果して調整すると1粒1粒が大きく甘くなるそうです。
小さいのをたくさんか、大きいのを適量か、う〜ん、蕾がかわいくて、切れるかな、、、。
ところで、私のお借りしているシェア畑FujisawaSST(藤沢エスエスティー)には、歩いてすぐのところに湘南T−site(しょうなんティーサイト)という商業施設があり、コーヒーを飲みながら書店の本が自由に読める蔦屋書店なんかがあります。
(追記:シェア畑FujisawaSSTは2020年2月をもって閉園となります)
いくつかカフェも入っていますが、私はカフェインが苦手なのでスターバックスが入っているのが嬉しいです。
畑仕事の合間にと、テイクアウトして畑の休憩スペースに置いておいたところ、
ふと気づくと、カラスがカアカア、ラテの周りに降り立って物色していました。
江ノ島のトンビ並みに人慣れしちゃって、、、!?
アドバイザーさんのご配慮でラテは農具小屋に避難させていただきました。
野鳥も生きるのに必死で、人間が迂闊な隙を見せてはいけないなあと肝に命じた1日でした。
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