ありがとうBodies。退会してみてわかったボディーズのよいところ、よくないところ。

40代、中年太り、運動不足の女性です。

人並みの体力が欲しい一心で、女性専用サーキットトレニーングジム『Bodies』にゆる〜く通い始めてから2年が経ちました。

先日、真夏の駅の階段を上っていたところ、娘から

「お母さんが息切れしてない・・・!?」

と驚かれました。
以前は下りの階段ですら膝折れして滑落してしまいそうな人間でした。
年齢相応の筋力を取り戻せたのは、ボディーズのおかげだと思っています。

ちなみに、始めたきっかけ等はこんな↓でした。

今年も契約更新の時期になり、更新手続きをするつもりでしたが、思うところあり、卒業して別のジムに移ることにしました。

新しいジムに通い始めてまだ1ヶ月ですが、慣れないことが多く戸惑うばかりです。
「ボディーズはよかったな・・・」と思う点も。

今のジムや過去に利用したスポーツ施設と比較して、自分が感じた「ボディーズの好きなところ・イマイチなところ」をまとめてみました。

Bodiesのここが好き

女性しかいない安心感

自分と似た属性の人間が集まる場所には安心感を覚えますが、女性専用のジムももれなく気楽です。

今通っているジムでは筋骨隆々な方々が怒責をかけながら筋トレに励んでおられ、見慣れ聞き慣れるまではどうしても怖いと感じ、自分が場違いだと思ってしまいました。
(落ち着いて観察してみると普通の中年女性もいらっしゃるのですけれどね)

その点ボディーズは、右を向いても左を向いても柔和な女性。
スタッフさんも笑顔の素敵な女性。
お客さんもロッカールームで気軽に声をかけてくださったり、全体的に「明るく楽しくやっていいのですよ」という雰囲気があります。

かといって馴れ馴れしかったり騒々しかったりということはありません。
私は黙々とやっていましたが、他のお客さんも7割くらいはそんな感じで、自分のやるべきことをやってサッサと帰って行くといった印象です。

気楽に通える、というのは、継続してゆく上で大きなメリットです。
「女性専用」の安心感は、三日坊主の自分が継続できた大きな理由の一つだと感じています。

女性向けの仕掛けが嬉しい

ボディーズに近づくにつれテンション高めの音楽が聞こえてきて、空調の効いたフロアに一歩足を踏み入れると、どこからともなく、爽やか系のアロマのいい香りがしてきます。
私なんてもうこれだけで非日常。
よしやるぞー!とスイッチが入ります。

今通っているジムは、初めて入館した際、嗅ぎ慣れない匂いに戸惑ってしまいました。
汗と何かの混じった独特な匂いで、慣れるのに3日かかりました。

ボディーズの内装は女性向けに明るく開放的になっており、無機質になりがちなマシン類もポップなオレンジ色で統一されています。

アロマだとか内装だとか・・・
何しに来てるんだ、大事なのはトレーニングの内容でしょ。
と怒られてしまいそうですが、今まさに“トレーニング内容に定評のある無骨なジム”に身を置いてみると、ボディーズのハード面がいかに女性である自分にとって心地よいものだったかを痛感します。

疲れているとき、気持ちが後ろを向いてしまっているときでも、心地よい場所には自然と体が向かいます。
女性が通いたくなる雰囲気がボディーズにはあると思います。

難しいことが何もない

ボディーズでは24分間のサーキットトレーニングで、8つのマシンと8回の有酸素運動を3周こなします。
マシン類は個別の調整は不要、油圧式なので負荷はスピード(回数)で自分で加減します。
アップテンポな音楽に合わせて、ただただ目の前に現れるものを無心にこなしているとゴールが来る、という感じです。

今日は何をやろうか、とか、自分の負荷は何kgだったっけとか、座面の高さだとか、インターバル何秒だとか、筋トレマシンが終わったら有酸素マシンを何分だとか、ちょっと頭を使うようなメニューの組み立て的なことは一切必要なく、30秒ごとの「Change station!」の合図で隣のステップに移っていくだけです。
とてもわかりやすいです。
マシンの順番待ちもありませんので、満席(?)の日も気兼ねがありません。

サクっと短時間で終わる

3周24分、前後のストレッチを入れても約40分前後、着替え時間を含めて50分もあれば入退場できる感じです。

もっとやりたい人は何周周ってももちろんよいですし、ストレッチエリアでバランスボールやバランスディスクなどを使って個別にトレーニングできますし、じっくりと腹筋したりプランクやヨガ?のようなことをされている方もいらっしゃいました。

「シャワーが無い」はメリットでもある

始める前は、「シャワー無いのか・・・。」と少し残念に思っていましたが、2年通ってみて思ったのは、シャワーは特に必要なかった(笑)
自宅から近いところを選んだから、ということもあるかも知れません。
シャワー等が無いことで、時短になり、荷物が減り料金も安く、私にとってはメリットばかりでした。
(あるならせっかくだから利用しないと・・・と考えてしまう貧乏性)

私の場合、ボディーズがある日の流れは大概、同じショッピングモール内にある娘の習い事の待ち時間を利用してトレーニング、終了後娘と落ち合い、モール内のジューススタンドで一杯やり、モール内で夕飯の買い物をして帰宅してお風呂、といった流れでした。
娘ももう大きいので習い事の送迎もしていなかったのですが、私がボディーズに通うようになってから意図せず、一緒にジュースを飲むひとときができて、一緒に帰れて、なんだか嬉しかったですね。

話が逸れましたが、運動の汗は、他の利用者さんとお話した感じでは、汗拭きシートや制汗剤で対処されていたり、私のようにあとは帰宅するだけだから何もしない、という方も多かったです。

将来本格的なジムに移ったときに

本格的な筋トレのジムに移って狼狽したのが、マシンが何が何やら分からない(笑)
びっしり並んだ無骨なマシンどれもが、同じ鉄の塊に見えます。
そこを1つ1つマッチョなトレーナーさんに教えていただくのですが、雰囲気と数に圧倒されてまず心が折れました。

ですが、落ち着いてよくよく見てみると、あっこれはボディーズでやっていた・・・足でばふばふ踏むやつ(レッグプレス)、あれは握ってがしがし押すやつ(チェストプレス)、というように、馴染みのあるマシンがちらほら。
少しホッとしました。

ボディーズでは8種類のマシンを使います。
例として、ゴールドジムの初心者説明会で最初に習うマシーンと比較してみました。

ゴールドジムで最初に習うマシンとボディーズのマシンとの比較


ボディーズ ゴールドジム
(初心者説明会
レッグプレス(脚)
チェストプレス(胸)
スクワット(脚)
ロータリートーソー(腹)
レッグエクステンション(脚)
ショルダープレス(肩)
ヒップ・アダクター(尻)
アブドミナル(腹)
ロウイングマシン(背)
レッグカール(脚)
サイドレイズ(肩)
アームカール(腕)

もしボディーズからゴールドジムに移った場合、初心者が教えていただけるマシンのうち半分に馴染みがある状態で始められるので、全くの初めてよりはとっつきやすいです

こうしてみると、ボディーズのマシンのチョイスは女性が気になる部分を網羅していますね。

ゴールドジムでもプログラムが進んでいくといずれ横っ腹やヒップのマシンも扱うようになりますが、女性としてそこはあんまり逞しくはなりたくない、という部分の筋トレもまずは幅広くやってみるよう勧められます。
(強制ではないし始めから鍛えたい部位のみを選択することもできますが)

その点ボディーズは最初から無駄がない、さすが女性専用です。

あと、細かい点ですが、同じ「アブドミナル(腹)」でもゴールドジムは仰向けに寝るのに対して、ボディーズは座位なので髪を後ろでくくっていても乱れません。ちょっとしたことですがストレスフリーです。

Bodiesのここがちょっと

たまに科学を超越してしまう

つい最近まで水素水を販売していました。
今はスタジオでは見かけなくなりましたが、通販で売っているようです。

ゲルマニウム温浴もなんだかなあ。
HPにひっそりと「科学的根拠はありません」とあり、ホッとしました(?)

ボディーズHPにあるゲルマニウム温浴のページ
Bodiesホームページより

このゲルマニウム温浴、温浴の効果のみを期待して試してみたことがあります。
設定温度が42〜43度と高めで、私の場合、温浴後脚に赤みが出、しばらく痒みが続きました。

後日、スタッフさんから再びゲルマニウム温浴を勧められたので、上記症状が出て自分には合わないようだとお伝えすると、それはゲルマニウムによって体の毒素が排出されるときの反応うんぬん、続けているうちによくなるうんぬん、と。

ど、毒素・・・
うーん、自分の体の感覚を信じるならば多分↓こっち↓かな。

43度以上のお湯は皮膚の末梢神経に作用してカプサイシン受容体を介した痛み、かゆみを引き起こしてしまうことは説明したとおりです。このため、43度以上のお風呂は痛みやかゆみを誘発してしまうためおすすめできません。

引用元
https://dot.asahi.com/wa/2018101700006.html?page=2

四肢を適度に温めるのは気持ちのよいことなので、この”ゲルマニウム温浴”マシーンからゲルマニウムを省いて、好みの温度に調節可能にして、さら湯か、どうしても1回1,000円分の付加価値をつけるならば、好みのアロマオイルを垂らして温浴後はセラミド配合クリーム使い放題とかいうシステムだったら嬉しかったなあ等と妄想してしまいます。

ステップで消耗してしまう

サーキットトレーニングもメインはマシンなのですが、合間のステップで、シャキシャキ動いてしまいがちです。
特に活きのいいスタッフさんが中央にいらっしゃると動きが結構ハードな場合があります。
本来インターバルであるはずのステップで息切れしてしまい、次のマシンの負荷を落としてしまう、という本末転倒なことが起こります。

それは自分の体力がないからだとずっと思っていましたが、今のジムで、もっと高い負荷でマシンをしてもインターバルできちんと休むとへばらないことを学び、ボディーズではもったいないことしていたなあ、と思いました。

ハードな動きがお好きな方は楽しんで、そうでない方は、ステップは休憩時間だと割り切って控えめに、次のマシンで全力を出し切れるよう呼吸を整える程度にするのがお勧めです。

で結局、痩せたのか

これだけづらづら書いておいて、私がボディーズに通ったのは平均して月3回です。
このゆるさで、結論を申し上げますと、2年間で3.75kg減りました。
ガッカリさせてしまったらごめんなさい。
お恥ずかしいですが、一応グラフを貼っておきます。

ボディーズ1年目
Bodies 1年目
ボディーズ2年目
Bodies 2年目(2019年8月以降は別のジムに通っている)

出不精が人間らしい体力を取り戻したいという目的で始めたボディーズでしたが、意外にも(自分にしては)減量できました。しかしこう見てみると2年目はほとんど変化がないですね。リバウンドがなく安定している、とも言えます。

新しいジムに移ってから1ヶ月で約2kg落ちましたが、これはこれで心身に負担があり体調を崩しました。(←自律神経がポンコツ)
私には2年で4kg弱の減量ペースが丁度よかったかもしれません。

肌の調子がよくなり、血行促進肩こり軽減気分転換ストレス解消・・・と数値にできないメリットがたくさんありました。
体を動かしたい!と思った時に気軽に行ける場所があるのは、思いのほかいいことだと気づきました。
それで、同じように運動不足である夫も巻き込みたく、このたび男性も通えるジムへ移ることにしました。

ボディーズは、週3回通ってしっかりダイエットもよし、私のように月3回ゆる〜く通って健康を取り戻すもよし、女性が自分のペースで安心して気軽に運動できる素敵なジムでした。

何歳になっても身体は変われます。
迷っていらっしゃる方へ、自信を持ってお勧めします。

ボディーズのホームページはこちら
https://www.bodies.jp




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